「iPhoneのスリープボタンとホームボタンの同時押しで表示している画面をカメラロールに保存することができる」
この便利な機能を、今日はじめて知りました…
さて前回、資本金について書きましたが、そのとき「貸借対照表」という言葉が出てきました。今回は「損益計算書」とあわせてこの二つの財務諸表について簡単にふれたいと思います。
会社は、どれだけ利益を上げたか、どれだけ損をしたか、財産はどれだけあるのか、ということを常に明らかにしておく必要があります。この会社の利益や損失を表したものが「損益計算書」であり、財産の状態を表したものが「貸借対照表」となります。そしてこの2つの財務諸表に行きつく記録・計算・整理の方法が簿記で会計学の基本となります。
◆会計上の取引の二面性(仕訳の二面性)
貸借対照表と損益計算書にはそれぞれグループがあります。貸借対照表は「資産」「負債」「純資産」、損益計算書は「収益」「費用」というグループに分かれています。さらにそのグループに属する勘定科目が決まっています。
では具体例をみていきましょう。
10/1 現金100万円の元手で会社をはじめる
10/2 銀行から300万円を借入れし、預金口座へ入金
10/3 翌月末支払の条件で50万円の商品を購入
10/5 50万円で仕入れた商品を70万円で売って現金で受け取った
以上のような取引があったとして、仕訳をしていくと、
10/1 左(現 金)100万円 / 右(資本金)100万円
10/2 左(預 金)300万円 / 右(借入金)300万円
10/3 左(仕 入) 50万円 / 右(買掛金) 50万円
10/5 左(現 金) 70万円 / 右(売 上) 70万円
となります。
このようにひとつの会計上の取引について、ふたつの科目の金額が増加・減少することになります。
この日々の取引の積み重ねが最終的に貸借対照表と損益計算書に行きつきます。どうやって行きつくのか書き始めると簿記テキスト1冊分になっていますので省略しますが、ここでは貸借対照表と損益計算書を簡単に理解していただければと思います。簿記について興味を持った方には3級のテキストを読んでみることをおすすめします。